旬なエビを食べ比べ!【えび料理好き大将】の主婦のための知識本

えび大将が旬のエビのあれこれをお伝えしています

料理によく使われる桜エビの特徴|名前の由来と主な生息地について

 

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桜えびは、

エビ目クルマエビ亜目サクラエビ上科サクラエビ科サクラエビ属

に分類されるエビで、その特徴といえば、

なんといってもその可愛らしい桜のようなピンク色ですよね。

 

小さくて可愛いのに、

味がしっかりしていてどんな料理にも合うというのが、

最大の特徴ではないでしょうか。

 

干したものが桜のような見た目をしていることから

「桜えび」という名前がついた、と言われていますが、

その由来は諸説あります。

 

桜えびの名前の由来

 

そもそも、桜えびが漁獲されるようになったのは、

偶然の産物であったということは、

通の方であれば知っている話ですよね。

 

その漁獲が始まったのは、明治27年で、

静岡県の富士川河口沖でアジ漁をしていた漁師が、

たまたま仕掛けを忘れてきてしまい、

それを引き上げたときに大量の小さなエビが、

ついていたことが漁獲の始まりです。

 

それまでも漁獲されることはあったようですが、

明確な漁法がなかったので、

それを狙って漁を行うということがされていませんでした。

 

桜えびの主な生息地

 

生息地としては、日本でいうと静岡県の駿河湾の他に、

相模湾や東京湾に生息しています。

 

ただし、漁獲が許されているのは駿河湾のみであり、

水揚げが許されているのは由比港と大井川港のみです。

 

日本以外にも生息している場所としては、

台湾の南部にも生息していると言われています。

 

そしてたまにスーパーで「小エビ」と記載されており、

同じくらいの体長のエビをみかけることがありますが、

これは有明海や瀬戸内海でとれるもので、

よく似ていますが種類が違うエビです。