桜えびを食べると美味しい旬な時期と新鮮なものが食べられる期間とは
桜えびは、よく聞くエビの種類のひとつです。
スーパーでもよく見かけるという方も、
多いのではないでしょうか。
ご飯にかけてもよし、パスタとからめてもよし、
とにかくどんな料理に入れてもあの小ささで深い味を出してくれるので、
重宝されている方も多いことでしょう。
一般的に、干したものを口にすることが多いと思いますが、
とれたての新鮮なものを食べることのできる旬はあるのでしょうか。
新鮮な桜えびの食べごろとは
実は、桜えびの新鮮なものというのは、
年に2回しか食べることができません。
その理由は、寿命がとても短いことにあります。
なんと、その寿命は15ヶ月ほどしかないと言われています。
そのため、生息量が減少してしまって、
食べられなくなってしまったり、
日本近海からの絶滅を防いだりするために、
年に2つの時期しか水揚げをすることができません。
産卵期が夏場なので、
水揚げをすることができる時期はそれを避けられており、
漁をすることができるのは3月半ばから6月初めまでと、
10月終わりから12月終わりです。
3月半ばから6月初めまでの漁を春漁と呼び、
10月終わりから12月終わりの漁を秋漁と呼びます。
漁が行われるのが春と秋だけなので、
その他の時期には水揚げされたばかりの
新鮮なものを食べることはできません。
したがって、漁の時期の関係から旬は、
3月半ばから6月初めまでと、
10月終わりから12月終わりまでとなります。
普段何気なく口にしていることの多い桜えびですが、
実はとても貴重なエビのひとつです。
干したものでないものを口にできたときには、
とても貴重なのだと思いながら食べると、
より美味しく感じられるのではないでしょうか。