伊勢海老の特徴|高級食材として親しまれている
伊勢海老は十脚目長尾亜目イセエビ科イセエビ属に分類されるエビです。
見た目からしてゴージャスであるこのエビは、高級食材のひとつであるとして広く認知されているのが特徴です。
その仕入れ値は1キログラムで7000円前後するのが通常であるそうです。なので高級食材と呼ばれるのも納得ですね。
伊勢海老とは
名前に「伊勢」と入っていることから、伊勢地方でとれるエビなのかと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は西日本など各地で漁獲されています。
しかし「伊勢」と名乗るだけあって、伊勢地方の志摩半島沖、和具沖、熊野灘沿岸で漁獲されたものが最高の味であると言われています。
伊勢海老の体の特徴
伊勢海老の身体的特徴としては、一般的なエビより何倍も大きいその体もそうですが、頭部と腹部に鋭く固いトゲがあります。
したがって、伊勢海老を手でもつときには、よく注意をして持たないと、このトゲにやられて手を切ってしまうことがあります。
伊勢海老の天敵
漁獲される前の海中にいるときには、タコが天敵であると言われています。
タコはこのエビを食べるのが大好物なので、このエビが穴倉に逃げ込んでいったとしても、その穴に脚を入れ込んで吸盤で吸い付き、穴倉からこのエビを引っ張りだして美味しく食べてしまいます。
伊勢海老とよく似たエビ
このエビとよく似ているエビとして、ロブスターと比較されることが多いです。
見分けがつかない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その大きな違いとしてひとつ言えることは、ロブスターははさみを持つけれど、このエビははさみを持たないというところです。